成年後見に関する基礎知識や事例
成年後見制度とは、本人の判断能力が衰え不十分になったときに、本人の代わりに契約などを行うことで、本人の財産や権利を守る後見人(保佐人、補助人)を選任することができる制度です。
成年後見制度は、後見人等となる人をいつ決定するかによって、法定後見制度と任意後見制度の2つに大きく分類されます。
まず、法定後見制度とは、既に本人の判断能力が衰え不十分になってしまっているときに、親族などが家庭裁判所に申立てをすることで、家庭裁判所が後見人等を選任する制度で、後見人等には親族や親族以外の専門家(司法書士、弁護士、社会福祉士など)が選任されることになります。選任された後見人等は、本人の財産や権利を守るために職務を行うことになります。
一方、任意後見制度は、判断能力が十分にある段階で、本人の意思によって、本人の希望する人を後見人に指定することができ、判断能力が衰えたときには、任意後見人は本人の事前に希望した生活を尊重しつつ、本人の財産や権利を守るために職務を行うことになります。
へいわ法務司法書士事務所では、成年後見制度に関する様々な業務を取り扱っております。大阪市中央区、八尾市、東大阪市、柏原市、奈良市を中心に、大阪、兵庫、奈良、京都、滋賀でご相談を承っておりますので、お困りの際はお気軽にご相談ください。豊富な知識と経験からご相談者様に最適な解決方法をご提案させていただきます。
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